弊ロドスに関しまして。

アークナイツ。月パス。月スカ勢の活動記録

間違いだらけの周回論

 さて。
 界隈を俯瞰してみると、大凡のドクターがMN-EX-8(強襲)の攻略を終え、素材周回のフェーズに移行していると思われる。
 かくいう私も素材周回を行っている最中ではあるのだが、ふと、気になることが生じたので、諸兄に情報共有したく、筆(正確にはキーボードの類)をとった次第である。

 

 さて。
「現在価値」というフレーズはご存知であろうか?
 会社経営を生業とする私は、常に「現在価値」を念頭において事業を展開している。
 正確に期すなら「現在価値を最大限に高める」ようにリスクをヘッジした事業展開ということになる。

 

 ふむ? よくわからないとな。
 それは申し訳ない。もう少し噛み砕き、誤解を恐れずに表現するのであれば、次の数式で現在価値の考え方が表せる。

 

 今、ポケットの中にある100万(現在価値)=10年後の200万(n年度の価値)

 

 これは、今、手許にある100万を「なんらか」の手段を用いて10年後に200万にできるのであれば、今、手許にある100万は10年後の200万と同義ということである。
 なので、如何に手許の資産を効率的に運用し、将来の価値を高めるか?ということに会社経営は腐心することになるのである。

 

 話しを少し戻そう。
 アークナイツの資産とは一体なんだろう?
 そう。それは「純正源石」に他ならない。
 手許にある純正源石を如何に効率的に運用し、将来の価値を高めるか…
 まったく会社経営とアークナイツは同じだったいうことに気付かれたであろう。

 では。
「効率的な運用」とは、素材周回のことなのであろうか?
 ここで、多くのドクターは「イエス」と答えるであろう。
 だがしかし、答えは「ノットイナフ」だ。
 私も素材周回の全てを否定している訳ではない。
 考えてみて欲しい。
 仮に「素材A」の理性効率が、イベント期間中、通常ステージの2倍だったとしよう。
 この場合、当然、通常ステージより理性効率に勝るため、「効率的な運用」をしていると考えてしまうであろう。この考えが「ノットイナフ」の正体だ。
 将来、使用する想定がない数量の素材を集める周回はすなわち全て無駄になるのだ。将来的に100個しか使わない素材を1000個集めてしまえば、900個分の理性はいくら効率が良くても無駄なのである。
 問題はさらにある。
 この900個分の理性が30個の純正源石に相当する場合、本来、この純正源石で得られたはずの作戦記録(EXP)や龍門幣が得られず、オペレーターの育成に支障をきたすことも考えられる。さらにはガチャにいたっては、あと1回引ければ星6が引けたのにぃ的な機会損失を招く原因となってしまっている。
 そして、これらが遠因となり、本来、クリア出来たはずのステージがクリア出来ないことも考えられ、その被害は計り知れないものとなることであろう。

 

 おかわりいただけたであろうか。
 これが素材周回の罠なのである。

 

 え? 自分が素材周回に飽きたからって能書きが五月蠅い?
 言い訳はいいから、さっさと周回に戻れ…ですか…

 

 そ。そうですね。そのとおりでございます。
 だが、本稿を御覧になられた慧眼を持ったドクター諸兄にあられては、是非、己の信念のもとに素材周回に勤しんでいただきたい。

 そう。全ては勝利のため。勝利はアーミヤのために。