弊ロドスに関しまして。

アークナイツ。月パス。月スカ勢の活動記録

疾風

「早すぎる…」
 現在開催中のイベント「孤島震撼」が終わってすぐに次のイベントが開始されると、公式から発表があったのだ。近頃のイベントの詰め込みかたは、少し異常なくらいであり、弊ロドスの各所において幾つもの溜息が漏れていた。
「まあ、結果オーライってことなんでは?」
 マウンテンのS2特化3の完了を報告にきていた喜多村部長。たまたま報告にきたのが公式発表のタイミングであった。
「たしかにその通りなのかも知れんな」
 マウンテンは先日、私の独断で素材周回よりも優先して行っていた。危機契約#4を見越しての判断であったが、こうも矢継ぎ早にイベントがくるようでは、素材周回を行っているタイミングがない。喜多村部長が云うようにまさに「結果オーライ」なのであった。

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次はS3にしようかな。

「次はどのオペレーターに絞るおつもりですか?」
 職務柄、気になるのであろう。新しいイベントで追加されたオペレーターは優先的に育成される傾向にある。よって、イベントで追加されるオペレーターには人一番、敏感なのかも知れない。
「廻せても40連だからね。最悪、★6どころか★5だって引けない可能性はあるんじゃないか?」
「そうなりますよね。きっとすぐに限定ガチャも実施されるでしょうから。ここで大量に廻すのは得策ではありませんね」
「だがね。アルケットとアイリスのどちらかは引きたいところなんだよ。アルケットは貴重な”普通の”狙撃オペレーターだし、アイリスは噂では火力ではトップラスの単体術師。弊ロドスでもっとも手薄なカテゴリーのオペレーターだからね。最低限、どちらかは…といった発想になるわけさ」
 喜多村部長は「そうですね」と相槌をうつ。既に次のオペレーターの育成計画の段取りをイメージしているのだろう。その一言だけを私に告げると足早に私の執務室を出ていってしまった。
 私は一人、執務室で次のオペレーターの運用方法の検討を始めた。
 もう戦いは始まっているのだ。